妊娠初期の出血

妊娠初期の出血の原因？

妊娠初期の出血の原因はよくわかっていません。しかし、妊娠初期の多くの要因が軽い出血（スポッティングと呼ばれる）や重い出血につながる可能性があります。これには次が含まれます：

• 性交

• 胚が子宮壁に着床するとき

• 嚢膜と子宮の間の出血（絨毛膜下出血）

• 妊娠損失（流産）

• 胚が子宮外に着床するとき（子宮外妊娠）

軽い出血（スポッティング）があったときは

軽い出血は妊娠初期の最もよく見られるタイプの出血です。出血があった場合は、医師に電話してください。医師からは自宅でケアできるという説明があるかもしれません。

検査が必要な場合

出血した量によっては、医師から検査をいくつか受けるように言われるかもしれません。たとえば、骨盤検査は妊娠がどの程度進んでいるかを確認するのに役立ちます。また、超音波検査やドップラー検査を受けることもあります。これらの画像検査では音波を使用して赤ちゃんの健康状態をチェックします。腹部または膣の超音波検査を行うこともあります。また特別な血液検査が必要になる場合があります。この検査では 2 日間隔で採取した血液サンプルのホルモンレベルを比較します。医師は検査結果から胚の着床状態を詳しく知ることができます。Rh 感作の治療が必要かどうかを評価するために、血液型もチェックする必要があります。 

超音波検査は、胎児の健康状態を確認するのに役立ちます。

警告サイン

出血が止まらない場合、または次のいずれかの症状がある場合は、すぐに治療を受けてください：

• 生理用ナプキンを一時間ごとに交換しなければならない

• 月経時と同じくらい出血する

• けいれんまたは激しい腹痛

• めまいまたは失神

• 膣から組織片が排出される

• 妊娠初期以降常に出血している

よくある質問

妊娠初期の出血は正常ではありません。ですがこれはよくあることです。出血を見れば心配になるでしょう。ただ、出血だけでは何かがおかしいということにはなりません。慌てずに直ぐに医師に電話してください。医師は出血の原因を突き止めるために次にような質問をします：

• 出血はいつ始まりましたか？

• 出血はごく少量ですか、それとも生理ぐらいありますか？

• 血は真っ赤ですか、それとも茶色がかっていますか？

• 最近性交しましたか？

• 痛みやけいれんがありましたか？

• めまいや失神がありましたか？

妊娠のモニタリング

出血は始まってもすぐ終わることがよくあります。再び正常な妊娠状態に戻るかもしれません。出産前に何回か通院しなければならないかもしれません。ですがあなたもあなたの赤ちゃんもきっと大丈夫です。